スマホの定位置を決める。お茶の時間から始める、小さなデジタルデトックス

サムネイル画像: スマホの定位置を決める。お茶の時間から始める、小さなデジタルデトックス

お茶をいれて、少しひと休み。そんなつもりで座ったのに、気づけば片手にはスマホ。飲み物の味より、タイムラインの続きが気になっている。そんな休憩に、心当たりはありませんか。

スマホを使う時間をいきなり大きく減らそうとすると、何から変えればいいのか迷います。そこで今回は、お茶を飲む間だけ、スマホを決まった場所に置くという工夫を提案します。

特別な道具も、長い準備もいりません。いつも使っているカップと、棚の一角があれば始められます。

「使わない時間」より先に、置く場所を決める

休憩のたびに「今日は見ない」と決意する代わりに、スマホの定位置を一つ決めてみましょう。たとえば、座る椅子から少し離れた棚の上や、リビングのサイドボードです。

選ぶときの目安は、次の三つ。

  • カップを置くテーブルとは別の場所にする。
  • 落ちたり、水がかかったりしない安定した場所にする。
  • 必要になったら無理なく取りに行ける距離にする。

専用の箱や収納用品を買う必要はありません。まずは空いている一角で十分です。「お茶をいれたら、ここへ置く」と決めておくと、始めるときの手順がはっきりします。

これはスマホを遠ざけた効果を測る実験というより、自分がどう休憩したいかを形にするための、小さな配置換えです。置き場所を変えても気になるなら、時間や場所を調整してかまいません。

一杯のお茶で試す、三つの手順

1. 必要な用事を済ませてから置く

返信が必要な連絡や、すぐに確認したい予定があれば、先に済ませます。そのあとでスマホを定位置へ。区切りは「一杯飲む間」でも「まずは5分」でも、自分で選べます。

ここでの5分は、効果が証明された時間ではありません。短く試すための目安です。忙しい日には、ひと口飲む間だけでも構いません。

2. 手元には、楽しみたいものを一つ

カップだけを置いて、窓の外を眺める。読みかけの本を数ページ開く。紙に今日の気分を一行書く。どれも選択肢です。

何かを達成しようとせず、「この時間には何をしたい?」と考えてみてください。本を用意しても読む気にならなければ、そのまま閉じて大丈夫。お茶の香りやカップの手触りを確かめるだけの日があってもいいはずです。

紙を使う時間が気に入ったら、手帳に日記を書くアイデアも参考になります。あれもこれも取り入れず、気になるものを一つだけ試してみましょう。

3. 終わったら、必要な分だけ確認する

休憩が終わったらスマホを取りに行き、必要な連絡を確認します。途中で手に取った日も、失敗と決めつける必要はありません。

「待っている連絡があった」「時計を見たかった」「なんとなく気になった」。手に取った理由が分かれば、次に試す工夫も具体的になります。時計が必要なら部屋の時計が見える席にする、といった小さな変更で十分です。

連絡を待つ日は、通知の例外を用意する

家族からの電話や仕事の連絡を待っている日は、すべての通知を止めることが負担になるかもしれません。そういう日は、短く試す、電話が聞こえる場所に置く、普段どおり使うなど、その日の事情を優先しましょう。

iPhoneでは、集中モードで通知を許可する連絡先やアプリを選べます。設定する場合は、Appleの公式ガイドで使っているOSの説明を確認してください。必要な相手からの連絡が届くか、実際に試してから使うと安心です。

通知の整理をもう少し進めたい場合は、通知設定を見直す記事もどうぞ。まずは今回の休憩で困らない範囲に絞って調整してみてください。

三回試して、置き場所を見直す

一度試しただけでは、しっくりこないこともあります。そこで、次のお茶の時間を三回ほど使って、置き場所と区切り方を見直してみましょう。この回数も、続け方を考えるための目安です。

振り返ることは、スクリーンタイムの数字だけではありません。

  • お茶を飲む時間を、自分で選べた感じがあったか。
  • 必要な連絡を気にせず過ごせたか。
  • 今の置き場所は、日々の暮らしに無理なく合っているか。

不便なら棚を変えたり、昼休みだけにしたり、時間を短くしたりしてみてください。家族と暮らしているなら、自分のスマホだけで始めて、ほかの人の使い方はそれぞれに任せましょう。

スマホは便利な道具です。その便利さを使いながら、お茶を味わう時間も選べる。そんな距離感を、自分の暮らしの中で探していけたらいいですね。

次にお湯を沸かすとき、スマホを置く場所を一つ決めてみませんか。


写真:Svitlana / Unsplash。Unsplash Licenseに基づき使用しています。

メグミからの一言

スマホの席を決めたら、今度は自分もひと休み。今日はカップを両手で持って、最初のひと口をゆっくり味わってみようよ。続け方は、そのあとで考えればいいからね。

マグカップを両手で持ってほほえむメグミ
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